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ごあいさつ

「こどもの中に流れる時間」は一生に一度のかけがいの無い時間です。
「じっと対象を見つめる時間」
「造っては壊しを繰り返す時間」
「ぼーっと何かの気配を感じている時間」
一見 無駄に思える行為が子どもの創造力をはぐくむうえで最も大切な時間だと思います。ゆるやかな時間は遊びを生み出す糧となり、ここで育まれた遊びはやがて個性豊かな大人の仕事へと変容を遂げていくことと思います。

この教室は大人社会の時間のはざまで一生懸命に活動している子どもたちが自分の中にだけ流れる「自分時間」を取り戻し、自分と向き合いながらじっくりと創作に取り組めるような教室づくりを目指しています。
真剣に遊んだ子どもは大人になっても真剣に仕事に取り組み、表面的にしか遊ばなかった子どもは表面的な仕事しかしないと言われています。
本来子どもたちは生まれながらにして「自由で伸びやかな創造力」をもっています。それを大切に輝かせ、何事にも夢中になって真剣にとり組むことのできる子に育ってほしいとの思いから、私が長年取り組んできた「造形」それ自体を「新しい遊び」として体験できるような場を設けました。

何かを実現する時、与えられたもので満足するのではなく、自分で考え、自分の手で造り、創意工夫を重ねていくこと自体が大切な遊びだと思います。
造形の基礎を楽しく理解しながら創作活動を体験し、観察力、発想力、集中力、そしてものごとを見通す計画力を身につけ、これからの時代を造ってゆくクリエイティブな発想のできる大人に育ってほしいと思っています。